きのこの種類09
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041ムジナタケ(ヒトヨタケ科ナヨタケ属)P.velutina(Pers.)Sing(食) ↓ここをクリック
 なんとも変な名前をつけられたものだが‥このような動物の名前のキノコはいくつかある。キツネタケ、イタチタケ、ムササビタケ等、命名の理由は良くわからない。かなうなら名前をつけた人にどんな理由で名ずけたのか聞いて見たい気がしないでもない。しかしこのムジナタケはいささかそんなイメージがあるかもしれない。傘のかんじが特にムジナっぽいかな?なんにしてもこの見てくれでは毒キノコと思われるであろう。ヒトヨタケ科ナヨタケ属は8種あるのだが、そろって有機質の基盤から発生するのでなおさら食タケとはとても思えない。このキノコを食べたならかなり上級者に近ずけるかも?!ハラタケ属やヒトヨタケ属と同様にナヨタケ属も生長が進むと傘うらのヒダが黒変してしまう。食用には早い時期のキノコを選ぶ事がポイントなのだ。茹でてからニンニクバター炒めにするのが私の定番メニュー!これはなかなかいけますヨ夏から秋、路傍や草地、藪地から林内に群生。傘の径5〜10センチ、鐘形からのち開いて丸山形になり表面は茶褐色。繊維状の鱗片におおわれる。若い時は傘のふちに綿毛がある。肉は帯黄色、ヒダは密、暗褐色からのち黒ずんで柄に直生または湾生。柄は高さ3〜10センチ、太さ3〜10ミリ。傘と同色、上部に綿毛質、不完全なツバがある。味、匂いは温和。油炒め、天ぷら、フライ等脂肪質があうがカレーの実も捨てがたい一品である。
(料理法保存方法は多野亮先生のご指導を得ています。)

042ドクツルタケ(ハラタケ目テングタケ科テングタケ属)Amanita virosa ↓ここをクリック
 毒キノコの横綱である。まさに真っ白い優雅な姿は鶴を思わせ、ましてや薄暗い林内にあっては一際目立つ。そのけがれなき清楚さ、そして堂々とした迫力、いつも出会うたびに鉢植えにして飾っておきたいと思う。しかしこれが恐るべき猛毒キノコなのだ。これを食べると食後30分〜20時間で激しい下痢、吐気、腹痛がはじまり、肝臓、心臓、腎臓障害、やがてコレラ様の脱水症状をおこして重態になる。一本以上食べると病院で適切な治療を受けないと1〜2日ないし3日以内に死亡。夏から秋、広葉樹林に点々と発生する。傘の径7〜15センチ、はじめ卵形から、やがて丸山形になり、扁平に開く。傘の表面は白色で絹光沢がある。肉は白色、ヒダは密、白色で柄に離生する。柄は高さ8〜20センチ、太さ径1〜3センチ、白色で全面に繊維状のササクレがあり、白い膜質のツバがあり、根元は球根状にふくらみ、袋状の白いツボがある。味においは温和。毒キノコでも味を確認して吐き出せば大丈夫だというので2、3度味みしたが旨味もかなりありそう。ベニタケの仲間は味には定評があるものが多く、テングタケのように毒ぬき法でもないものかと思う。しかしこの味みも事故が近年おきたらしい。ひとかけらを味みしただけで中毒したらしい。シロハツに似たキノコだというがまだまだ未知の世界がありそうだ。

043ニガクリタケ(モエギタケ科クリタケ属)Hypholoma fasciculare(Hudson:Fr.)Kummer ↓ここをクリック
 毒キノコ番付は大関クラスの強毒で、死亡例もある怖いキノコ。そして雑草並みに群生しなおかつほぼフルシーズン発生する。これが食タケならとおもわずにいられない、とあきらめきれず毒ぬきにチャレンジした人達はけっこういるようだ。その方法はまず茹でこぼし、次に水に長時間さらすのだが‥私も何度か試みてみたがうまくいかなかった。名前の通り強い苦味が特長なのだがどうしてもその苦味が抜けないのである。山村などで谷川の水にさらす話を聞いた事があるが、もしかしたら谷川の水に苦味を中和させる何らかの成分があるのかもしれない。ニガクリタケはモエギタケ科クリタケ属の仲間で、クリタケにかなり似た色のものもあるが、なによりハッキリした違いは強い苦味である。みかけたらまずひとかけら噛んで見よう。味を確かめ、すぐ吐き出せば問題ない。ともに切り株や倒木、埋もれ木上に発生するが、ニガクリタケは松や杉等の針葉樹の切り株にも発生する。傘の径1〜7センチ丸山形から中高扁平に開く。硫黄色黄色が本来の色だが、ときにクリタケのように橙褐色のものがある。迷ったならばとにかく味見して苦味の有無を確かめよう。ヒダは密で黄色、のちに褐色に変わり、柄に湾生する。柄は高さ3〜12センチ傘と同色、ツバの痕跡がある。中毒すると消化器系に作用してむかつき、吐きけ、下痢、腹痛、けいれん、意識不明におちいる。十分に警戒しましょう

044オオワライタケ(フウセンタケ科チャツムタケ属)Gymnopilus junonius ↓ここをクリック
  毒キノコ番付は三役クラスというところか‥フウセンタケ科チャツムタケ属では代表的なキノコで、神経系統に作用する毒で食後10分くらいで興奮、歌いわめき、笑い踊る。幻覚症状に陥り顔の筋肉が緩む表情を見てこの名前がついたのだろう。当然ながら私は何度もこのキノコにはチャレンジした。それは我が故郷山形の山間部では食タケとして、しかもシメジクラスに珍重していることを知っているからである。熊の肉と一緒にごちそうになったが甘辛煮付けだったように思う。以前所沢市に住んでた頃は良く見かけたが、現在の自宅周辺ではお目にかかってない。どなたな沢山とれたらぜひ頂きたいのだが‥独特の舌触りが忘れられないという事もあるが、半分くらい毒を抜いて程よく楽しめないだろうかと思っている。夏から秋、広葉樹や針葉樹の切り株などに株状で発生。傘の径5〜18センチ、丸山形から扁平に開き、黄色もしくは黄褐色、表面に繊維紋をあらわす。柄は5〜15センチ、太さは1〜3センチで根元が太まり、傘より淡く繊維状、上部に同色のツバがある。肉は黄色で大変苦い。この苦味をなんとかほろ苦さくらいに出来ないものかと、茹でこぼして水にさらしてみたがなかなか抜けなかった。ぜひオオワライタケをゲットしたら毒抜きを完成させたいものである。
045霊芝(サルノコシカケ科マンネンタケ属)Ganoderma lucidum (Leyss. ex. Fr.) Karst ↓ここをクリック
乾燥
幼菌
 霊芝これは中国名なのだがすっかり定着してるので優先させたがマンネンタケが日本名。サルノコシカケ科マンネンタケ属の代表的薬用キノコとして有名である。幻のキノコ、あるいは不老不死の霊薬として珍重されるが実際にはけっこう見かける。しかし漢方薬の世界は実態が疑わしいものが少なくない。以前に私の母が癌になり、あと3年の命と宣告された時、この霊芝を祈る思いで飲ませた。月、10万程の金額を工面するのは大変だったが、その間母は健在なんだからと何度思った事だろう。その当時はその中身までしるよしもなかった。サルノコシカケ科のキノコは枯死しても3〜4年は外観を保つキノコはざらにある。薬効成分が全くない枯死したものを判別できるのか?キノコとりする人も、それを買うお店もである。ましてや最初から混ぜ物したものなどは言語道断といえよう。傘は不規則な円形、腎臓形、表面はかたい皮で覆われニスのような光沢があり、赤褐色〜黄褐色、同心紋がある。肉はコルク状、カンコウ面は黄白色、柄は屈曲し、高さは5〜15センチ、太さは1、2センチ。赤褐色でつよい光沢がある。煎服にはさいだんして3グラムくらいずつ煎じて用いる。薬用酒は1ヶ月くらいつけこんで使用。
(料理法保存方法は多野亮先生のご指導を得ています。)