きのこの種類14
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か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
066マツイグチ(イグチ科?) ↓ここをクリック
 このキノコにはじめて出会ったのは平成一年のこと。当時は所沢市に在住してて、小手指【こてさし】駅周辺でも武蔵野の面影が残る雑木林があり、私の散策コースであった。もちろんかなりのキノコは数々ゲットして、常連キノコ達の顔ぶれは熟知してたのだが、ある日‥おや?松の切り株にキノコがマツオウジかな?と思って手に取って見るとナントそれはイグチではないか!?【松の切り株はキノコがあまり発生しない】それにしても切り株にイグチが発生するはずはないしと??おおいに迷ったがイグチ類に毒はないと決めて…【実はイグチ類にも毒種があるらしい】さっそく試食したのである。みかけはヌメリイグチそっくりだが、コクのある出汁もそっくり、しかしヌメリはあまりなかった。ともあれ安全な食茸だと確認出来たものの、このキノコはなんだろう?疑問は残しながらも、その後数回このキノコは食卓に登った。なのでとりあえずキノコ狩り上、マツイグチと命名したのである。あくる年もおなじ切り株で発生をみたが、その後はお目にかかってない。傘の径は6〜10センチ【15】ほぼヌメリイグチ同様で薄茶黄土色、傘は黄緑褐色で、きめ細かい菅孔状。茎は長さ5〜10センチ、黄土色で赤みを帯びる、根元から根っこ状になる。松の切り株、その周辺に群生【松の根が張った地中からも発生】味匂いともに温和。切り株や倒木上に発生したイグチを発見したら是非ご一報ください!


067ニセクロハツ(ベニタケ科ベニタケ属)Russula subnigricans Hongo ↓ここをクリック
 毒キノコ番付では大関クラスの怖いキノコ(*'o'*)なかなか同定は難しいけど、特長をしっかりつかんでおくば大丈夫なのだが‥それではそのポイントをお話ししましょう。まずクロハツは一目みればそれとわかるタイプのキノコで、初心者でも多分見間違える事はあるまい。以前は旨い上にわかりやすい、独壇場の食茸といわれてたのだ。ところがなんと!みためがまるでそっくりという双子のような毒キノコがあったのだ!昔はこのニセクロハツは北日本、東日本にはなかったらしいが…?最近、東北地方でも発見されたらしい!こうなるとどの地方でも要注意である。見分ける方法はふたつ、先ずは変色性だ。クロハツは傷つけると、傘、傘うら、茎、どこでも赤く変色し、更に黒く変色する。ニセクロハツもおなじように赤く変色するのだが、その後黒くはならないのだ。クロハツは虫の入りやすいキノコなので、たてに切って塩水にさらし虫だしをする。この時キノコをカットするので傷口の変色性を同時にチェックできるのだ。《黒変しないのはニセクロハツ》もうひとつのポイントはニセクロハツは常緑樹内に発生するという点である。写真や図鑑と見比べて判別つきにくいクロハツ.ニセクロハツも、このような特長をつかんでおけば正しい同定ができる。くれぐれも良くご確認を 傘の径5〜12センチ、はじめ丸山形から浅い漏斗状に開く。表面は黒褐色、傷つければ赤変する。【クロハツは赤変のあと黒変と二段変わり】ヒダはあらく白色〜クリ—ム色、傷つければ赤変する。柄に直生または垂生状、高さ3〜7センチ、太さ1、2センチ。味においとも温和である。中毒すると症状は早く20 〜60分で激しい下痢、吐気、消化器系に作用、けいれんもでてひどい場合には死亡する。>要注意だ

068シロハツ(ベニタケ科ベニタケ属) ↓ここをクリック
 この仲間はかなりまぎらわしい。ツチカブり、シロハツモドキ等、いずれも白色で形も良く似ている。だが決定的な特長がシロハツの同定をしてくれるだろう。それが緑変性で、傷つくと緑色になるのだ。ハツタケも緑変性がハッキリ出るが、シロハツは白色だけに一目瞭然でそれとわかる。写真と見比べる必要もないといって過言でない。夏から秋、広葉樹林、松やナラの混生林に群生、列生する。傘の径5〜15センチ、丸山形から扁平、漏斗形に開く。白色から、黄クリ—ム褐色を帯びるようになる。ヒダは密で白色、茎に垂生。茎は高さ3〜6センチ、太さ2センチ前後、白色で上部は鮮やかな青色を帯びる。味匂いとも温和。弾力が弱いので歯触りはイマイチだが、大変ダシが素晴らしい。したがってお吸い物や鍋物に良い。またザクスカ、ピクルス、ポタ—ジュにもフイットしますよ〜
(料理法保存方法は多野亮先生のご指導を得ています。)
069ウラベニホテイシメジ(イッポンシメジ科イッポンシメジ属)Entoloma sarcopum Nagasawa & Hongo. ↓ここをクリック
 苦味ばしった良い男,なんて表現が似合う奴がこれ!東の大関という役どころであるが、【個性派はとかく好みが分かれるので苦味が苦手な人もいるかも…】外見は立派な横綱と言えよう。とにかく大型で、群生するのでゲットしたならまずその収穫量に感動するであろう!さて味覚の世界を語るとき、その感性にはランクがあるのだ、下位からいくと‥まず甘い、しょっぱいから始まり、中級クラスで酸味、辛味、を極め、いよいよマニアックな味覚の世界に入る。各種の香辛料など…幾多の味を熟知した者のみがついに苦味の世界へ到達するという‥ウラベニホテイシメジのもつほろ苦みの世界はまさに究極の味覚の世界なのだ。他にも強豪はいるが、クロカワとキシメジを加えて3羽ガラスというべきか‥秋に広葉樹林に列生、群生する。傘の径7〜15センチ、はじめ円錐形から中高の扁平に開く。表面はネズミ色、灰褐色、白い錦糸状の繊維紋がある。ヒダはあらく、はじめ白色から肉色にかわり、湾生。茎は高さ10〜20センチ、太さ径1〜3センチで白色、引き締まった肉質。とにかくこのキノコは歯切れが身上。粉臭があり、ダシも弱いのでしたごしらえは茹でこぼしてから‥または油で炒めてから、脂肪質の料理に仕上げると良い(料理法保存方法は多野亮先生のご指導を得ています。)
070クサウラベニタケ(イッポンシメジ科イッポンシメジ属)Entoloma sarcopum Nagasawa & Hongo. ↓ここをクリック
 大変怖いキノコの代表である。毒の強さは強毒クラスというところ‥このキノコのもっとも恐ろしいところは、見分けることが難しいからだ。いかにも安全な食茸にみえ、なおかつ味匂いとも温和、変色性などの特長もない。シメジ類に良く似ている事もあって、大変に中毒例が多いキノコである。そうした意味でよくよく警戒すべき、要注意キノコというべきであろう!名前の通りに傘のウラが紅色【実際は薄いピンク、肉色】というのが第一の特長だが、傘が開いただんかいまでは白色の場合が多いので、良く観察していただきたい。むしろカサの表面の絹光沢を見極めることが第一かも…ウラベニガサにも似るが、切り株上に発生するのがウラベニガサで、本菌は地性である。夏から秋、広葉樹林内や雑木林に群生または列生、傘の径4〜8センチ、はじめ丸山形から扁平に開く。表面は淡い灰褐色で絹糸光沢状、肉は白色で薄く、質がもろい。ヒダはややあらく、はじめ白色からのち肉色【薄いピンク色】にかわり茎に湾生状となる。茎は高さ5〜10センチ、太さ1センチ前後、白色で屈曲するものが多い。味は温和、粉臭がある。全体にシメジに似ているが、よわよわしい。中毒すると消化器に作用して、激しい吐気.下痢腹痛という症状が出る。くわばらくわばら