■キノコ人脈 花笠 薫
 人間にはそれぞれの業界、分野等々をとうして様々な人脈があります。私の場合は作曲家という事で、当然音色業界にはそうした人脈がありますが、もうひとつの人脈はキノコ人脈です。世の中は一人で成り立つものではありません。人脈に恵まれた人生は、大変有意義な満ち足りた人生をおくれる事でしょう!というわけで、キノコにはまった方にはぜひ次は人脈作り、グループ作りをオススメしたい!
 私のキノコ人脈代表、まず根本正雄さんの登場です。この人は東日本カラオケ振興会という日本のカラオケ会の草分け的団体の会長で、30年近いおつきあいなのです。もちろん最初は歌の付き合いでしたが、すぐにお互いにキノコ好きとわかって意気投合したものでした。根本さんは秋になるとマツタケ山を経営します。場所によって違いますが、根本さんのところは入札で山の権利を得て、マツタケ狩りをさせたり、即売したり、近くの温泉旅館に売ったり、というビジネスなのです。これはかなりミズモノで、どの地区を落札するか、昨年までの実績等を踏まえて決めるのだが‥ン百マン投資して儲かる儲からないはマツタケ次第。私は毎年ただで山に入れて、マツタケ食べ放題、しかもぬるぬるすべすべの最高の温泉つき宴会付きのご招待!感謝感謝〜で気楽なものである。いわき市郊外にある根本さんのマツタケ山にご招待受けるとーもっぱら雑キノコばかり探しまわっている。なぜならマツタケはまわりの人逹がとってくれるから‥本当にキノコ人脈あればこその至福のひととき、根本さんありがとう!ところで彼はマツタケの季節は山小屋暮らしをする。数名のスタッフと自給自足の生活をするのだ。そしてその生活を2ヶ月ばかり出来る事が彼にとって最高の幸せだという。マツタケの出が悪い年でもそんな人だからたいして落ち込んだ事はない。キノコ人脈はありがたいもので、各地そうした仲間逹いていろんなキノコ情報を教えてくれる。菌界にこの人ありといわれ、特に冬虫夏草の研究では世界的に有名な故清水大典先生は師匠のような存在であった。沢山の手紙も頂いたが、清水教授の色褪せた手紙は私の宝物である。そしてそうした手紙の中には貴重なものがいくつかある。まだあらゆる文献にないキノコについての何件かの手紙は大変貴重なものであるが、そのひとつを取り上げると‥15年ほどまえ、私が大量の正体不明のキノコを発見したときの事である。正体不明とはいうものの、これはシメジ系であると確信した私は直感的に大丈夫とそのキノコを食べてみた。そのうまい事!順序があべこべになったがその後で清水先生にこのキノコを送ったのである。それがシロノムラサキシメジであった。そして清水先生の手紙には今年初めて大量発生したキノコだと書かれてあった。キノコ狩り上とりあえず命名されたとの事である。このキノコの写真はその後まだお目にかかってない。未知のキノコは沢山ある‥というより正体不明のキノコのほうが多いわけで、まさにロマンに溢れた世界なのである。キノコ人脈作りは人生の楽しみを広げてくれるだけでなく、神秘の世界の解明のためにも大切な事であろう。おおいにキノコ人脈を広げ会いましょう!